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相フランジ
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【読み方】あいふらんじ
ポンプのフランジ面に相対して取付けるフランジ。
内側にネジ部があり、配管部材等を取付けることができる。
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圧力スイッチ
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【読み方】あつりょくすいっち
圧力タンク等に取り付け、流体の圧力を検知して作動するスイッチ。
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圧力タンク
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【読み方】あつりょくたんく
ポンプの吐出し側に取付ける密閉タンク。
タンク内部に液体と気体の層があり、流体を加圧状態で蓄えることができる。
これにより、ポンプ停止中でも給水でき、又、圧力スイッチの作動頻度を抑える役割もある。
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アンカーボルト
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【読み方】あんかーぼると
ベースや架台等を基礎に固定するためのボルト。基礎ボルトのこと。
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インバータ
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【読み方】いんばーた
電源の周波数を制御する装置。
周波数が下がることでモータの回転速度が低下する。(誘導電動機の場合)
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インペラ
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【読み方】いんぺら
渦巻ポンプの内部部品。モータ(又はポンプ)のシャフトに取り付け、回転させることで流体を送り出すことができる。羽根車のこと。
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エアロック
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【読み方】えあろっく
ポンプ内部に空気が溜まり、インペラを回転させても水が送れない状態。
ポンプを傾けたり、出口側から呼び水をすること等で解消できる。
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エンジンポンプ
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【読み方】えんじんぽんぷ
陸上ポンプの一種。
モータは使わずエンジンで駆動するポンプ。
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汚水
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【読み方】おすい
固形物を含まない汚れた水。
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過負荷
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【読み方】かふか
軸動力がモータの容量を超えている状態。
異常発熱によるモータ焼損の原因となる。
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空運転
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【読み方】からうんてん
ポンプ内部に水が入っていない状態で運転すること。
「吸い込み・吐き出し」のポンプ作用ができず、各部品に悪影響を及ぼします。
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基礎ボルト
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【読み方】きそぼると
ベースや架台等を基礎に固定するためのボルト。アンカーボルトのこと。
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逆止弁
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【読み方】ぎゃくしべん
流体が逆流することを防止する弁。自吸式ポンプに使用する吸水弁は逆止弁の一種。
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キャビテーション
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【読み方】きゃびてーしょん
流動している液体の圧力が局部的に低下して、 蒸気や含有気体を含む泡が発生する現象。(出展:出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
また、さらに流れが低圧になるか高速になって、その部分に空洞を生じる現象。
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吸水弁
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【読み方】きゅうすいべん
ポンプ、吐出配管内の流体が逆流することを防止する弁。逆止弁の一種。
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グランドパッキン
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【読み方】ぐらんどぱっきん
軸封の一種。C型の繊維製の部品を軸封部に挿入し、ポンプ内部の液体が外部に漏れる量を制限する。
漏れようとする液体でシャフトとの間を潤滑する為、完全に漏れを止めずに使用する。
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口径
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【読み方】こうけい
ポンプの吸込口又は吐出口の直径。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
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固形物混入水
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【読み方】こけいぶつこんにゅうすい
多少の固形物を含んだ汚れた水。
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サーモスタット
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【読み方】さーもすたっと
モータの温度が設定値以上になった場合に作動し、電気の供給を遮断する保護装置。
モータの温度が下がると電気の供給を再開する『自動復帰形』と
復帰ボタンを押して電気の供給を再開させる『手動復帰形』があります。
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サクションホース
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【読み方】さくしょんほーす
一般的に吸込み側に使用します。
ホースにらせん状の芯が入っていて、負圧になっても潰れないホースです。
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サンホース、サニーホース
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【読み方】さんほーす、さにーほーす
一般的に排水側に使用します。
柔らかく、消防ホースのように潰して巻きつけることができるホースです。
ポンプの吸込み側は負圧になるため、
このホースを使用すると潰れて機能しません。
そのため、吸込み側には適していないホースです。
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自吸式ポンプ
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【読み方】じきゅうしきぽんぷ
運転前にポンプにだけ呼び水をしておけば、運転が始まるとポンプ自身の力で吸込管の空気を排出して揚水できるポンプ。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
2回目以降は「呼び水」の必要がなく、フートバルブや吸込管の空気を抜く真空ポンプも不要です。
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軸受
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【読み方】じくうけ
シャフトを支える部品。シャフトを保持しつつ回転運動の阻害をできる限り少なくするよう設計されている。
ベアリングのこと。
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軸継手
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【読み方】じくつぎて
ポンプの主軸と駆動部主軸を連結するための継手の総称。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
カップリングのこと。
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軸継手ガード
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【読み方】じくつぎてがーど
軸継手の周囲に設ける安全のための囲い。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
カップリングカバー・カップリングガードのこと。
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軸動力
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【読み方】じくどうりょく
単位はW(ワット)またはkW(キロワット)。モータがポンプに伝える動力のこと。
これがモータの容量を超えていると過負荷になる。
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軸封
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【読み方】じくふう
シャフト通過用のケーシングの穴から、液の漏れや空気の吸い込みを防止するもの。
方式として、一般的にグランドパッキン式とメカニカルシール式がある。
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JIS
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【読み方】じす
日本工業規格。Japan Industrial Standards の略号。
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実揚程
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【読み方】じつようてい
ポンプ装置における吐出し液面と吸込液面との間の全ヘッドの差。実高さに吐出し液面と吸込液面との圧力ヘッド差を加えたものになる。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
通常、大気圧下でポンプを使用することが多いため、『実揚程≒実高さ(液体を実際に上に運ぶ高さ)』としても差支えない。
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締切運転
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【読み方】しめきりうんてん
ポンプの吐出し側のバルブなどを締め切って、吐出し量を零にした状態の運転。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
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周波数(Hz)
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【読み方】しゅうはすう(へるつ)
日本では地域によって異なり、50Hzと60Hzに分かれています。
概ね富士川以東の静岡県、長野県、新潟県の南部を結ぶ線より東は50Hz、西は60Hzです。
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主軸
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【読み方】しゅじく
インペラに動力を伝達する軸。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
シャフトのこと。
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出力
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【読み方】しゅつりょく
単位はW(ワット)またはkW(キロワット)。入力電力を使って行う仕事の量を言います。
モータが仕事を行う場合必ずエネルギーロスがありますので、
入力電力(消費電力)=出力+エネルギーロス
となります。
※出力は、電源容量またはコンセント及び電線の太さを決める数値では有りません。
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消費電力
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【読み方】しょうひでんりょく
単位はW(ワット)またはkW(キロワット)。
モータを動かす際に消費される電力のこと。
この値が大きいほど電気料金が高くなります。
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芯出し調整
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【読み方】しんだしちょうせい
モータとポンプのシャフトの芯ずれを調整すること。
直結型の陸上ポンプを設置・メンテナンスする際に行う。
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水撃
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【読み方】すいげき
管路系において、流量を急に変化させるとき、それに伴って起きる激しい過渡的圧力変動。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
ウォーターハンマーのこと。
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水中ポンプ
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【読み方】すいちゅうぽんぷ
水の中にポンプ全体を沈めて使用するポンプ。
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ストレーナ
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【読み方】すとれーな
異物がポンプへ侵入しないようにする網目状の部品。
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清水
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【読み方】せいすい
水道水等。固形物を含まず濁っていない水
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全揚程
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【読み方】ぜんようてい
実揚程に配管損失を加えたもの。
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段数
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【読み方】だんすう
インペラの枚数。
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定格出力
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【読み方】ていかくしゅつりょく
モータの許容量。
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定格電流値
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【読み方】ていかくでんりゅうち
単位はA(アンペアー)。ポンプが100%近くの仕事をした時の電流値のこと。
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電圧
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【読み方】でんあつ
単位はV(ボルト)。電気を流そうとする力のこと。
一般家庭用コンセントは、単相100Vです。
工業用として、三相200Vなどがあります。
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電動機
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【読み方】でんどうき
電気エネルギーを回転エネルギーに変換する機器。モータと同じ。
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電流値
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【読み方】でんりゅうち
単位はA(アンペア)。1秒間に流れる電気の量を表します。
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粘度
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【読み方】ねんど
粘性係数といわれる物質のねばりの度合のこと。
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配管荷重
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【読み方】はいかんかじゅう
配管の重さ。主にポンプに加わる重さのことをいう。
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配管損失
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【読み方】はいかんそんしつ
流体が配管内部を通ることによって失われるエネルギーのこと。
全揚程の算出に用いる。
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吐出し量
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【読み方】はきだしりょう
1分間または1時間にポンプが汲み上げる液体の量をいいます。(L/min、m3/min、L/h、m3/hなどで表します)
1m3=1000Lです。
配管条件から算出した全揚程の値が小さいほど吐出し量は多くなり、大きいほど少なくなります。
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曝気
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【読み方】ばっき
液中に空気を送り、酸素濃度を上昇させること。
汚水の微生物を活性化させることで、水を浄化させる。
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羽根車
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【読み方】はねぐるま
渦巻ポンプの内部部品。
モータ(又はポンプ)のシャフトに取り付け、回転させることで流体を送り出すことができる。
インペラのこと。
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バルブ
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【読み方】ばるぶ
流体の動きを制御する機器。吐出し量の調整等に使用する。
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比重
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【読み方】ひじゅう
同じ体積の水に対する重さの比。
比重が高い液にポンプを使用すると、モータの負荷が高くなる為、選定に注意が必要。
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フート弁
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【読み方】ふーとべん
ポンプの吸込管下端に取り付ける逆止め弁。(出展:JIS B0131「ターボポンプ用語」)
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負圧
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【読み方】ふあつ
気圧が下がり、吸い込む力が生まれている状態。
主にポンプの吸込み側がこの状態となる。
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ヘッド
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【読み方】へっど
圧力(Mpa、kgf/cm2)を、液体の高さ(m)に換算したもの。
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銘板
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【読み方】めいばん
機器の形式、製造番号等が記載されている板状のもの、又はラベル。
通常、機器に取り付けられている。
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メカニカルシール
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【読み方】めかにかるしーる
軸封の一種。
2つのリング状の部品を使用し、一方を回転させて双方を接触させ、摺動面で液体が外部に漏れるのをせき止める。
漏れをほぼ完全に止めることができる。
異物の侵入を嫌う。
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呼び水
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【読み方】よびみず
渦巻ポンプを運転する前に、ポンプ本体及び吸込み管内に水を充満すること。
又はその水自体のこと。
呼び水をしないと「空運転」となる。
非自吸式の場合、フートバルブを使用して落水しないようにする必要がある。
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陸上ポンプ
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【読み方】りくじょうぽんぷ
陸上に設置するポンプ。
吸込み配管(又はホース)、吐出し配管(又はホース)をつないで使用する。
水を吸い上げて吐き出す。
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リリーフ弁
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【読み方】りりーふべん
設定値以上の圧力になると流体を逃がす機能を持った弁。
安全弁のこと。
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漏電遮断器
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【読み方】ろうでんしゃだんき
外部への漏電を検知し、電気の供給を遮断する保護装置のこと。
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